豊田のまちから……365日 絵本 それからいろいろ・・・



   
S M T W T F S
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
<< 2017 >>
プロフィール

森乃あさ 

Author:森乃あさ 
児童文学を書くことが好きな、人に言わせると、
まめなB型。そして山ガール。



好きな本

きりがないので、代表して
◎穴 HOLES 
 ルイス・サッカー

好きな作家

きりがないので、代表して
◎倉本 聰さん(脚本家)

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
このブログをリンクに追加する
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR


五七五の夏

   
本

「五七五の夏」   万乃華れん  作   黒須高嶺  絵

~あらすじ~ネタバレご注意

順平の両親はともに川柳好き。

あかぎれて お酒つぐ手を ネコの手に
さかずきを 置いてネコの手 包みこむ

両親の川柳が新聞で入選したのをきっかけに
順平のクラスでは川柳の授業が行われる。
講師は、もちろん順平の両親。
まずはおとうさん、翌週がおかあさん。

テーマは手。
隣の席どおしで、手を見せあって、川柳を詠む。
順平は千夏の小さな手を見ながら、すっごく柔らかいん
だろうなと胸をどきどきさせる。

千夏の川柳は
汗ばんで シャツで手をふく  暑い夏

千夏はその川柳を変更した。

つなぐまえ シャツで汗ふく 暑い夏

順平のおかあさんの授業を数日後に控え、
千夏は順平に川柳を催促する。
二往復は発表することになっていたからだ。

順平は、ノートに走り書きをする。
ありがとう 汗をかくのは 暑いせい
すると、千夏
ちがったの? その汗のわけ 知りたいな
順平
教えない きみの気持ちが わかるまで

そんな川柳恥ずかしくて発表できるはずがない。
順平が発表したのは、

ありがとう ――  ――  
その川柳に続いて、
教室に あったらいいね クーラーが
すずしけりゃ すらすら動く ペン持つ手

順平のおかあさんは、自分で自分の手を詠んでみるといい。
毎日の生活をふりかえるいい機会になるからと言う。
そしてお父さんやお母さん、おじいちゃんやおばあちゃんの手も
ゆっくり見てみなさいと言う。
感謝の気持ちを改めて思うことができるはずだからと。

盛り上がった川柳の授業の締めくくりとして、
クラスの川柳は作品集にまとめられた。
順平は、学校帰り、千夏に
印刷ミスだったから、訂正版と、
赤ペンで書きかえた元の川柳を書いて渡した。

夏休みに入り、
千夏が八百屋をやっている順平の家へ
翌日のピアノ教室発表会の招待状を持って現れる。

発表会であったら、夏祭りに誘おうと決意する順平。
うまくいったのだが……。

店で友人の拓也と野菜を使って野球のまねごとをしていたのを
おとうさんに見つかり、こっぴどく叱られる二人。
順平は、店の仕入れ先のひとつでもある農家へ手伝いを
命じられた。

朝の八時
かっちゃんと呼ばれているおばあさんから広い畑で大根抜きを
させられる順平。直径が6センチより太いの抜けと言われても
よくわからない。
かっちゃんに手首を引っぱられ、その人差し指より太いのを
抜けばいいと言われる。
今度は抜き方が悪いと怒られる。
かっちゃんは、葉っぱが折れないように一本、一本、
丁寧に抜くと、大根を撫でるように土をはらい、ねかすように
置いていた。
長靴に麦わら帽子をかぶり、慣れない重労働。
やっと終わったとき、
ぐったりした順平の前におにぎりが差しだされた。
食べたいのはやまやまだが、順平はかっちゃんの
真っ黒でしわしわの手、土色のつめを見ると、
食べずに帰ってしまった。

順平の淡い恋の行方と、
かっちゃんのお手伝いをすることで、
少しずつ成長していく順平。
小学五年生の夏は五七五から始まった。


~感想~

川柳でぽんぽんやりとりをする順平の両親。
家の中でコミュニケーションがとれている。
食事は新鮮な野菜満載の手作り料理。

こんな家庭なら、いい子に育つだろうと、
思った。
自分の想いを言葉にする川柳。
コミュニケーション不足と思われる現代に
気軽な言葉遊びとして広がっていくといいと思った。
スポンサーサイト
| comments(0) | trackbacks(0) | page top |

ミッフィ

   
先日、いとカフェさんで「休日えほん部」があった。
絵本について楽しく紹介してくれるのだ。
今回はブルーナの絵本。
ブルーナはいろにこだわりがあり、
絵本ではブルーナ自身が作ったオリジナルの赤(オレンジに近い)、
黄色(ぬくもりのある山吹色)、緑(濃い緑)、青(濃い青)の
4色。のちに茶色とグレーも加わった。
赤色・・・幸せな状況を示す
黄色・・・子どもが室内にいるときの背景
緑・・・植物など自然界のモチーフ、屋外シーンの背景
青・・・冷たさや寒さ、不安な心境をこの色を背景にすることで表現

本のサイズは、子どもが手に撮りやすいサイズ
ほとんど15.5×15.5㎝

日本語訳もすごい人たち。
福音館のときは、石井桃子さん→松岡享子さん
講談社のときは、角野栄子さん

ブルーナは今年の2月に89歳で亡くなった。
60年にわたり、ミッフィーは愛されてきた。
その理由が今回なるほどとわかった気がする。
それだけでなく、ぐんとテンションがあがったのは、
このサンドウィッチ。味も抜群。

buru-na.jpg

buru-na1.jpg

6buru-na.jpg
| comments(0) | trackbacks(0) | page top |

鳥海山の空の上から

   
本

「鳥海山の空の上から」
             三輪 裕子  作
             佐藤 真紀子 絵

~あらすじ ネタバレご注意~

東京で暮らしている翔太が秋田の親戚の家へ
一人で行くことになる。
そこは、翔太のひいじいちゃんの家。
今はひいじいちゃんの娘、
翔太のおとうさんのおばさんにあたる、
お波さんが一人で暮らしていた。
「おばあちゃん、おはようございます」
と挨拶をする翔太に
「あたしのこと、おばあちゃんなんて呼ぶんじゃない」
と、お波さん。
翔太は、このまま家に帰りたくなった。

古く、広い家には部屋が沢山あり、、
ご先祖様の写真が飾ってある。
怖いと思った田舎の広い家の暮らしも、
ハトコにあたる、
ユリアのおかげで楽しくなる。

翔太が東京へ帰っていく日が近づいてきた。
ユリアと翔太は、お波さんを花いっぱいの鳥海山の
鳥ノ海まで行こうよと誘う。
治らない病気のお波だが、孫のような二人といっしょに高山植物を
見るのを楽しみに登っていく。

その翌年、お波さんは亡くなった。
翔太に残した手紙には、いつか鳥海山へ登りにきなさいとあった。

~感想~

タイトルに魅かれて読み始めた。
鳥海山、由利高原鉄道、矢島などと現実にある地名などが
使われている。
小学5年生の翔太が一人で、乗り換えまでして、矢島へ行く不安。
始めて会うおとうさんのおばさんの家でお世話になる不安。
リアルに描かれている。

最後まで読むと、タイトルが生きてくる。
鳥海山のてっぺんよりもっともっと高い空の上に
いるお波さん。
そこにはお波さんだけでなく、翔太のおじいちゃんやおばあちゃん、
ひいおじいちゃん、ひいおばあちゃん・・・ご先祖様たちもいる。
これからも、翔太を温かく見守ってくれている。
がんばれよと、いうメッセージを感じる。
| comments(0) | trackbacks(0) | page top |

若葉の宿

   
若葉の宿

「若葉の宿」    中村 理聖    集英社 


 中村 理聖(なかむら りさと)
 1986年福井県生まれ。
2014年「沙漠の青がとける夜」で
 第二十七回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。

~ あらすじ ~  ネタばれあり
京都の小さな町屋旅館 山吹屋を営む祖父と祖母に育てられた
若葉は、両親の愛を知らない。
自分に自信がなく、おどおどしている性格は子どものころから
今も変わらない。
祖父のおかげで老舗の日本旅館・紺田屋で仲居として働きはじめ、
家の旅館の手伝いもする。
ただ過ぎていくだげの毎日、唯一の友人の紗良は、高校を
中退して置屋に入り、舞妓になっていく。

若葉は、仕事先での大きな失敗から仲居頭に目をつけられ、
なにかと叱られる日々。仕事に行きたくない。
高校時代のいじめを思い出す。
厳しくあたる祖母とちがい、やさしく見守ってくれる祖父
は、若葉に学校を休むことを許さなかった。
今度も同じ。
仕事先の若葉は、ますますおどおどとなってしまい、
いつもならしない失敗を繰り返す。

そんな若葉を力つけてくれるのは、板前見習いの慎太郎。
ある日、ダブルブッキングを結果的に若葉のおかげでことなきを得て、
少しずつ若葉にも陽が差していく。

ところが、祖父が入院し、普段は強気の祖母は力を落として
しまい、山吹屋はピンチに陥る。
若葉は祖母の力になり、山吹屋を守ろうとする。
そして、しだいに自分の居場所を見つけていく。

~ 感想 ~
清々しい装画に手が伸びて読み始めた。、(装画 合田 里美)
京都の町屋旅館の暮らし、人情、
祇園祭、老舗旅館
背景が楽しめる。
その中で、誰が父親かもわからず、シングルマザーとして
育てていた母親も若葉を置いて、出て行ってしまう。
そんな環境が若葉を内気で、一歩踏み出そうとしない娘に
してしまったのか。
若葉のような子がいたら、いらいらする仲居頭の気持ちも
わからなくもないところもある。
それでも若い子がやりたがらない仲居という仕事をやり続け、
家業の旅館も手伝う若葉を応援したくなる。
成長していく若葉の姿に共感を覚える。

主人公、若葉の友人 紗良や慎太郎がとても魅力的だ。
紗良については、芸妓になるにあたり、悩める問題が
起きたのかと思ったが、あまり触れてはいなかった。

京都の旅館業界の今を描いていたところも興味深かった。




| comments(0) | trackbacks(0) | page top |

バレンタインデー

   
なまちょこ

読み聞かせでチョコレートの話をしたり、
この時期だからとチョコレートの児童書を
読んだせいでしょうか。

バレンタインデーに生チョコを作りました。
絶品の生チョコを作る友人にレシピを聞いて、
挑戦したものの、なんせ初めての生チョコ作り。
生クリームをこぼしたり、うまくかき混ざらなかったり
したけど、まあなんとかおいしくできました。

お世話になっている方や友人にさしあげたり、
いただいたりと、イベントは参加すると楽しいですね。

碁会所のお客様には、こちら。

チョコ

ちょこ1


| comments(0) | trackbacks(0) | page top |
次のページ