豊田のまちから……365日 絵本 それからいろいろ・・・



   
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プロフィール

森乃あさ 

Author:森乃あさ 
児童文学を書くことが好きな、人に言わせると、
まめなB型。そして山ガール。



好きな本

きりがないので、代表して
◎穴 HOLES 
 ルイス・サッカー

好きな作家

きりがないので、代表して
◎倉本 聰さん(脚本家)

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箱庭旅団

   
2012082920400542.jpg

箱庭旅団
 朱川湊人  PHP

旅に出ないか
ミッちゃんなんて、大キライ
オッベルと象と宇宙人
暗闇カラス丸
一冊図書館
さきのぞきそば
秋の雨
クリスマスの犬
『Automatic』のない世界
夜歩き地蔵
神獣ハヤリスタリ
藤田クンと高木クン
黄昏ラッパ
夕凪のころ
七号室の秘密
月の砂漠

特に好きなお話にハートマークを付けました。

連作短編集。

~ネタバレあります。~

「旅に出ないか」
箱庭療法をしている8歳の少年が、
買ったばかりの白い馬の人形とともに
いなくなった。

「月の砂漠」
白い馬に乗って旅を続けている少年は、
砂漠に来ていた。
しかしそこは、「実際にはない砂漠」
その砂漠にらくだに乗った二人連れがいた。
らくだの背に金の鞍がつけられているのは、
王子様。
銀の鞍がつけられているらくだに乗っているのは、
お姫様。王子様とお姫様は別の世界を行く
ことなく、「月の砂漠」という歌の中を
来る日も来る日も旅している。

少年は、旅することそのものが、旅の目的だ。
それまでにいろいろな世界を旅してきた。
(その世界とは、この短編集のお話の世界)
少年は、白い馬が大切な道連れだという。

王子様とお姫様が「月の砂漠」という歌の
中を旅することは、この歌を歌うすべての
人間たちの道連れだという。

道連れ?

人間は一人で生まれ、ひとりで死んでいく。
愛する人や家族がいても、喜びや悲しみを
完全に分けあうことはできない。
長い間には、諍いもあり、お互いの心が
見えなくなることもある。そういうことを
のり越えても、いつか別れが来る。

「最後の最後まで人の心に寄り添ってあげら
れるのは、私たちのような歌であったり、
詩や物語であったりするのですよ。
……、人は再び立ち上がる時に、私たちが
役に立つのですよ。人は歌ったり、読んだり、
空想したりすることで、心の力を取り戻す
のですから。私たちは歌を歌う人の中で、ずっと
旅をしてきましたし、これからも続けるのですよ
……この月の砂漠を、はるばると」

少年は王子様たちと別れた。
月の砂漠という歌は不思議と家を思い出させ
るから、旅を切り上げて家に帰ると言い出すかと
白い馬は思っていた。

けれど、まだまだいろんな世界が見たい。
と少年はいった。


一度読んだだけでは、
ここまで読みきれなかった。
どなたかの読書ブロクを読んだり、
ラストの「月の沙漠」は3回読んだ。
〈本のページをめくるだけで、どんな世界にでも
旅立てる私もトラベラーで、『箱庭旅団』です。〉
と書き記しているブロガーさんがいた。
ホントにそうですね。
そして、生きていく上で、歌や本はなるほど
道連れですね。

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ずっと、とっておきたい物語がある―直木賞作家が紡ぐ、懐かしくて温かい連作短篇集。 「とにかく旅に出ることだ。世界は本当に広い……今のこの世界だけでも広大無辺なのに、昔や
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