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森乃あさ 

Author:森乃あさ 
児童文学を書くことが好きな、人に言わせると、
まめなB型。そして山ガール。
最近、ハーフマラソンはじめました。

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藤原家のたからもの

ほん

藤原家のたからもの
     藤原美子   集英社

エッセイ集

はじめに
 これから語られるのはなんの変哲もない品々の
物語である。
 不思議なことに、どこにでもあるこれらの品々が
忘れがたい出来事にかかわっていたり、大切な人との
交流を想い起こさせるよすがとなったりすると、たちまち
単なる品々ではなくなる。そこに熱い息吹が吹き込まれ、
品々は豊かな物語の語り部となる。
かけがえのない「たからもの」となる。

この数行を読んで、作者の生きてきた道、生活環境、筆力、
上質ななにかを感じた。
『よすが』 なんて言葉聞いたことない。

よす‐が【▽縁/▽因/▽便】
《「寄す処 (か) 」の意。古くは「よすか」》
1 身や心のよりどころとすること。
頼りとすること。また、身寄り。血縁者。よるべ。
「知人を―に上京する」「身を寄せる―もない」
2 手がかり。手だて。方法。「今ではもう昔を知る―はない」
              goo辞書より

このエッセイに登場する品々にしても
なかなかお目にかかれないものが多い。
この1冊を読むと、それこそ普段、目にすることがない
美術品、調度品を拝見したような気持ちになる.

作者は、数学者の藤原正彦氏の奥さま。
お茶の水女子大学で発達心理学を専攻し、カウンセラー、
心理学講師そして翻訳家として活動されている。
義父は、亡くなられた作家の新田次郎さん
義母は、藤原ていさん

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