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森乃あさ 

Author:森乃あさ 
児童文学を書くことが好きな、人に言わせると、
まめなB型。そして山ガール。
最近、ハーフマラソンはじめました。

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若葉の宿

若葉の宿

「若葉の宿」    中村 理聖    集英社 


 中村 理聖(なかむら りさと)
 1986年福井県生まれ。
2014年「沙漠の青がとける夜」で
 第二十七回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。

~ あらすじ ~  ネタばれあり
京都の小さな町屋旅館 山吹屋を営む祖父と祖母に育てられた
若葉は、両親の愛を知らない。
自分に自信がなく、おどおどしている性格は子どものころから
今も変わらない。
祖父のおかげで老舗の日本旅館・紺田屋で仲居として働きはじめ、
家の旅館の手伝いもする。
ただ過ぎていくだげの毎日、唯一の友人の紗良は、高校を
中退して置屋に入り、舞妓になっていく。

若葉は、仕事先での大きな失敗から仲居頭に目をつけられ、
なにかと叱られる日々。仕事に行きたくない。
高校時代のいじめを思い出す。
厳しくあたる祖母とちがい、やさしく見守ってくれる祖父
は、若葉に学校を休むことを許さなかった。
今度も同じ。
仕事先の若葉は、ますますおどおどとなってしまい、
いつもならしない失敗を繰り返す。

そんな若葉を力つけてくれるのは、板前見習いの慎太郎。
ある日、ダブルブッキングを結果的に若葉のおかげでことなきを得て、
少しずつ若葉にも陽が差していく。

ところが、祖父が入院し、普段は強気の祖母は力を落として
しまい、山吹屋はピンチに陥る。
若葉は祖母の力になり、山吹屋を守ろうとする。
そして、しだいに自分の居場所を見つけていく。

~ 感想 ~
清々しい装画に手が伸びて読み始めた。、(装画 合田 里美)
京都の町屋旅館の暮らし、人情、
祇園祭、老舗旅館
背景が楽しめる。
その中で、誰が父親かもわからず、シングルマザーとして
育てていた母親も若葉を置いて、出て行ってしまう。
そんな環境が若葉を内気で、一歩踏み出そうとしない娘に
してしまったのか。
若葉のような子がいたら、いらいらする仲居頭の気持ちも
わからなくもないところもある。
それでも若い子がやりたがらない仲居という仕事をやり続け、
家業の旅館も手伝う若葉を応援したくなる。
成長していく若葉の姿に共感を覚える。

主人公、若葉の友人 紗良や慎太郎がとても魅力的だ。
紗良については、芸妓になるにあたり、悩める問題が
起きたのかと思ったが、あまり触れてはいなかった。

京都の旅館業界の今を描いていたところも興味深かった。




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