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森乃あさ 

Author:森乃あさ 
児童文学を書くことが好きな、人に言わせると、
まめなB型。そして山ガール。
最近、ハーフマラソンはじめました。

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下町不思議町物語

本

下町不思議町物語  香月 日輪 作 藤丘ようこ 絵
                         岩崎書店

~あらすじ ネタバレご注意~

6年生の直之は、今日も耕太と大げんか。
耕太は、直之がチビで生意気でよそモンだから
と、気にくわない。
体の大きな耕太にいじめられても、いっこうにめげない
強さを、他のクラスメイトは、感心していた。

両親が離婚した直之は学校から帰ると、父方の
実家ではなく、下町にある師匠の家へ行き、
宿題をする。
夕ご飯をごちそうになったりもする。
師匠の家は、驚くことばかり、でも師匠の作って
くれる料理は、とても美味し、居心地がいい。

優しいがいつも仕事で帰りが遅い父親、
いつもむっつりして、直之に厳しい祖母、
お金持ちで、豪華な夕食もそんな祖母とでは、
ちっとも美味しくなかった。

数学は得意だが、国語は苦手な直之に
師匠の友人の古本屋のおっちゃんが、
本をくれた。その本は、指先で文字をなぞると、
頭の中に文字と音で入ってくるという。
こんなん読まれへんと言っていた直之は、
辞書を駆使して文字を追っているうちに、
ある日、音が感じられた。
すると、だんだん国語の授業もついていけるように
なり、テストで70点をとった。

カンニングしたんだろうと、いわれたうえに、
テストの答案用紙を破られ、直之は、耕太を
つきとばし、大騒ぎになる。

ほら見たことかと、祖母は嘆き、息子である直之の
父親に、頭も体も遅れている、言葉も行動も
乱暴で、施設に入れた方がいいという。
あの子は病気なんだからと。

その話を聞いた直之は家を飛び出した。
父親と祖母が向かったのは、直之が
いつもお世話になっていた師匠のところ。
家でも学校でもあせるけど、師匠の家では、
ゆっくりできると直之はいっていた。

ところが、下町の師匠の住む家は、ふつうに
行くことができない。
そこは、不思議な町。

父の祈りが勝り、たどり着いたものの、そこに
直之はいなかった。
直之は母のもとへ向かっていたのだった。
住所もなにもわからず、大阪のミナミというだけで
向かったものの、会えるはずもなかった。
持っていたお金を取られそうになった直之を
助けたのは、師匠がよこしたタクシーの運転手。
いつも師匠の家からの帰り、送ってくれる師匠の
知り合いのこれまた不思議なタクシーの運転手。

となりのトトロのネコバスのようにおかあさんのいる
ところへ届けてくれたものの、直之はいっそう
さびしくなるばかりだった。

師匠の家で直之の父親と祖母は、直之の
帰りを待っていた。
そこは、駅前の喧騒から想像もできないほど
静かで、なぜかやすらぐような気配に満ちていた。
直之がここにいると、時間がゆっくり過ぎると
いうのが、二人にもよくわかった。

祖母は女に騙され、気の弱く、不甲斐ないと思っていた
我が息子が、直之を心配する姿を見て、そうでも
ないことに気づいた。

直之は不思議なタクシーに乗って帰ってきた。
泣き疲れてぐっすり眠っている直之を
師匠が抱きあげ、祖母へ預けた。
祖母の心に母性本能がめざめ、直之を
愛しいと思う。

耕太との問題も片付き、母親の現実を知った、
直之は少しおとなになった。


~感想~

面白かった。テンポがいいし、タイトル通りの不思議町が
子どもも大人も心の落ち着くいい場所だった。
不思議なことをうけとめる直之が子どもらしくていい。
幽霊がでたり、悪霊を追い払うシーンがあり、
どういう展開になるかと思ったら、心温まるところに落ち着いた。

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