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森乃あさ 

Author:森乃あさ 
児童文学を書くことが好きな、人に言わせると、
まめなB型。そして山ガール。
最近、ハーフマラソンはじめました。

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ふたつのしるし

本

「ふたつのしるし」
       宮下 奈都
       幻冬舎

~あらすじ~ネタバレご注意
       感想 ~

場の雰囲気を読めない「温之」と、
ひたすら自分を殺して日々を過ごそうとする「遥名」。
学生時代は、ともに生きづらくて、自分を見失っていく。
勤めだしてから、仕事にやりがいを見つけ、人に
認められることで、自分を見出していく。
そんな二人が震災を経て、結婚していく。


アリの行列をいつまでも見ていられる小1の
頃の温之。中1の時は、歯が抜けたことを、
まわりのクラスメイトには誰かに殴られて折られた。
と噂され、それを否定もせず、校長室にまで
呼ばれ、母親も呼び出された。
否定するのもめんどくさかったのだ。

母が亡くなったときのことも、
温之はただぼんやりと、悲しみもなく、
自分には何も見えていないのだと思っていた。
家にこもり、高校へも行かなくなり、ある日、
父を置いて、家を出て行った。
行先もなく、生きる意味はあるのかわからず、
彷徨っていた。

着いた先は海辺だった。自殺すると思われた
のか。ミナという女性に声をかけられ、
そのままその家にいつくようになった。
何の仕事か、夜になると化粧をして働きに出る
ミナ。一日中海にいる温之に「働いてよ」と言われ、
電気工事の会社の下請けの現場作業のアルバイト
を始める。



中学の頃の遥名は、なるべくバカっぽいしゃべり方をした。
うれしいことにも悲しいことにもできるだけ揺さぶられない
ように、揺さぶられてもそれを気取られないように、
縮こまって縮こまって息をしている、そんな息苦しさを
感じていた。
東京の大学へ行き、寮で暮らしながら、おしゃれや男の子
に興味をもつのではなく、勉強を優先していた。

同じクラスのアーチェリー部の男子に
「あんた不倫する」
「婚期を逃す未来が見える」
弓を射た瞬間に、矢が的のどこへ飛ぶか
わかるように、今の遥名を見て、未来が
わかると言われた。

就職先は東京の大きな企業だった。
そこでも、仕事を優先し、プライベートを充実
させようとは思わなかった。
職場でも「群れない人」と思われていた。

新入社員歓迎会の日、入社3年目の遥名は、
2次会につきあったディスコで仲村と言う課長に
「踊ろう」と誘われる。
「踊れない」と断っていた遥名だが、ステップを
教えられ、次第に気持ちが開いていく。

フロアの真ん中で踊り続けたその日から
仲村のことが気になって仕方がない。
既婚者だとわかっていても抑えられなかった。
ひそかに付き合いだして、6年がたったころ、
仲村から別れを切りだされた。

そして2011年、3月、
震災によって、二人は恋に落ちるのだけど、
ちょっと唐突に思えたし、「しるし」の意味合いも
わかりづらかった。
それまでの二人の生きづらそうな感じは、
丁寧に描かれていていいけど、
ハッピーエンドはいいけど。

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