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森乃あさ 

Author:森乃あさ 
児童文学を書くことが好きな、人に言わせると、
まめなB型。そして山ガール。
最近、ハーフマラソンはじめました。

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ヤマトシジミの食卓

本

「ヤマトシジミの食卓」
           吉田道子     大野八生  画
           くもん出版
2010年『ヤマトシジミの食卓』で第51回日本児童文学者協会賞受賞。

~あらすじ~ネタバレご注意

もうすぐ夏休みというある日、
小3のかんこは、空き地のひらたい大きな石に
すわっていた老人と出会った。
にいちゃんは犬を拾ってきて「マフィア」と名付け、
かんこにはさわらせてくれない。
夏休みになると、かんこにとってただひとりの友だちの
ともちゃんが引っ越す。
かん子にとって、おもしろくないことが続くときだった。

そのおじいさんは「マフィア」に似ていた。
おじいさんは風助さんと言った。
風助さんは左足をくじいていた。
かんこはにいちゃんがマフィアを拾ってきたように、
おじいさんを家に連れて帰った。

突然、見知らぬおじいさんが家にいて、驚く家族。

にいちゃんは死んだおじいちゃんだと思っていたし、
おとうさんは、死んだおじいちゃんのつもりで、
おかあさんも、マフィアもいっしょに暮しはじめた。
なにも聞かずに。

足がよくなると、風助さんは家からいなくなった。
あるときは、かんこに出会った空き地の石の上にいた。
かんこは、ともちゃんが引っ越してしまうさびしさを
話すと、風助さんは「またあえるさ」といい、
「あしたは、いつだって、かんこの味方だ」と
不思議な呪文をつぶやいた。
どこからか元気の出る呪文だった。
そして、風助さんはかんこが生まれる前の
この空き地の近くに小さな川が流れていて、
カワウソがいたことなど話してくれた。
すっかり変わってしまった自然。
「かわらないものは、ここの、この石」
それはヤマトシジミの食卓だと言った。
石のそばにはカタバミがあり、ヤマトシジミという
蝶がカタバミ目当てにやってくる。
だから、この石は、ヤマトシジミの食卓。

風助さんがまたいなくなり、一週間がたった。
空き地に行くと、ヤマトシジミの食卓に
かおと言う同じ年の少女がすわっていた。
よくわからないことをいう不思議な少女だったが、
なぜか気が合い、かんこは友だちになった。

夏休みも終わり、秋も終わり、風助さんは花火を
沢山持って戻ってきた。ヤマトシジミの食卓で
おにいちゃんや友だちのかおと四人で花火をした。

風助さんはときどきなくなり、しばらくすると帰ってくる。
おとうさんに言われたように、いなくなるときは、
短い書きおきをしていくようになった。
戻ってくると、かおも一緒にヤマトシジミの食卓で
いろんな話をしてくれる。
風助さんがきて、一年近くたち、かんこも四年生になった。

5月の連休の頃、風助さんは出かけたまま、戻ってこない。
夏休みになり、かおと一緒に捜すことにした。
この空き地の近くの家を回る。
すると、風助と言う人は知らないが、あの空き地に住んでいた
八木千吾なら知っていると言う人がいた。
その人と風助さんは似ているようだった。

風助さんがいなくなり、四年生の三月、
風助さんが死んだと言う便りがきた。
手紙を出した人は、亀井さんと言う法律上の
手続きをする人だった。
風助さんは、やはり八木千吾さんだった。

風助さんの正体を知ることになる。
風助さんは、かんこに拾われてうれしかったと、
あの石の上での思い出、足をくじいて出会えた
ことを幸運だったと綴ってあった。

ヤマトシジミの食卓とあの空き地は、
風助さんからかんこへ送られた。

そこでかおと、グレープフルーツ、レモンなど
をかじる。
かんきつ類を植えて、蝶をいっぱい集める。
カタバミの葉にはきっとタマゴがぎっしりだろう。
それが全部ヤマトシジミになる。
二人は春のにおいをたっぷり吸いこみながら、
力が体の底からわいてくるのを感じた。

あしたは、かんこの味方だ!


~感想~

なにが起こるか分からない。
おにいさんが犬を拾ったように
風助さんを拾って家に連れてきたかんこ。

家族のいない、さびしい人生の末に
風助さんの前に現れた少女。

父への後悔に胸を痛めるおとうさんの
前に現れた風助さん。

生きている限り、なにが起こるかわからない
のかもしれない。

人間関係がいい方に向いている。
だからここちいい話になっていると思った。

見知らぬおじいさんを家に住まわせるところは
あり得ないと思いながらも、
この本は字が大きく、123ページほど。

少女とおじいさんのつながり、おじいさんが話す昔の話、
自然描写と、おとなも楽しめるけど、子どもたちが
読むといい。

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