本を読もうよ。



   
S M T W T F S
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
<< 2018 >>
プロフィール

森乃あさ 

Author:森乃あさ 
児童文学を書くことが好きな、人に言わせると、
まめなB型。そして山ガール。
最近、ハーフマラソンはじめました。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
このブログをリンクに追加する
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR


スポンサーサイト

   
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
| - | - | page top |

緋色の研究

   
本

「緋色の研究」 【シャーロック・ホームズ】
         コナン・ドイル  作
         各務 三郎   訳
         偕成社文庫

【シャーロック・ホームズ】シリーズの最初の作品。

ホームズとワトスンの出会い。
その後に起こる殺人事件を描いている。

二部構成。
一部は、ワトソンの回想録。
(二人の出会いからホームズが
殺人事件の犯人を捕えるまで)
二部では、なぜ犯人が殺人を起こしたか、
その事件の過去の因縁が明かされる。

~感想~
 
ホームズとワトスンの出会い、二人の体格や
顔つき、性格、好みなどが(おもにホームズ)
が描かれていて、シリーズを読んでいくには、
まず一作目から読みたい。

ホームズの観察力、分析力、のすばらしさ。
ただ座って推理するイメージがあったが、
もちろんそうではない。
自ら動くこともあれば、子どもたちを使って捜査を
したりもする。
バイオリンの名手というところに一番魅かれるかも。

実在する人物ではないのに、あまりにも人気があり、
ホームズを研究する人たちは多い。
ホームズ愛好家のことをイギリスではホームジアン、
アメリカや日本ではシャーロキアンと呼ばれるらしい。






     
| comments(0) | trackbacks(0) | page top |

ふたつのしるし

   
本

「ふたつのしるし」
       宮下 奈都
       幻冬舎

~あらすじ~ネタバレご注意
       感想 ~

場の雰囲気を読めない「温之」と、
ひたすら自分を殺して日々を過ごそうとする「遥名」。
学生時代は、ともに生きづらくて、自分を見失っていく。
勤めだしてから、仕事にやりがいを見つけ、人に
認められることで、自分を見出していく。
そんな二人が震災を経て、結婚していく。


アリの行列をいつまでも見ていられる小1の
頃の温之。中1の時は、歯が抜けたことを、
まわりのクラスメイトには誰かに殴られて折られた。
と噂され、それを否定もせず、校長室にまで
呼ばれ、母親も呼び出された。
否定するのもめんどくさかったのだ。

母が亡くなったときのことも、
温之はただぼんやりと、悲しみもなく、
自分には何も見えていないのだと思っていた。
家にこもり、高校へも行かなくなり、ある日、
父を置いて、家を出て行った。
行先もなく、生きる意味はあるのかわからず、
彷徨っていた。

着いた先は海辺だった。自殺すると思われた
のか。ミナという女性に声をかけられ、
そのままその家にいつくようになった。
何の仕事か、夜になると化粧をして働きに出る
ミナ。一日中海にいる温之に「働いてよ」と言われ、
電気工事の会社の下請けの現場作業のアルバイト
を始める。



中学の頃の遥名は、なるべくバカっぽいしゃべり方をした。
うれしいことにも悲しいことにもできるだけ揺さぶられない
ように、揺さぶられてもそれを気取られないように、
縮こまって縮こまって息をしている、そんな息苦しさを
感じていた。
東京の大学へ行き、寮で暮らしながら、おしゃれや男の子
に興味をもつのではなく、勉強を優先していた。

同じクラスのアーチェリー部の男子に
「あんた不倫する」
「婚期を逃す未来が見える」
弓を射た瞬間に、矢が的のどこへ飛ぶか
わかるように、今の遥名を見て、未来が
わかると言われた。

就職先は東京の大きな企業だった。
そこでも、仕事を優先し、プライベートを充実
させようとは思わなかった。
職場でも「群れない人」と思われていた。

新入社員歓迎会の日、入社3年目の遥名は、
2次会につきあったディスコで仲村と言う課長に
「踊ろう」と誘われる。
「踊れない」と断っていた遥名だが、ステップを
教えられ、次第に気持ちが開いていく。

フロアの真ん中で踊り続けたその日から
仲村のことが気になって仕方がない。
既婚者だとわかっていても抑えられなかった。
ひそかに付き合いだして、6年がたったころ、
仲村から別れを切りだされた。

そして2011年、3月、
震災によって、二人は恋に落ちるのだけど、
ちょっと唐突に思えたし、「しるし」の意味合いも
わかりづらかった。
それまでの二人の生きづらそうな感じは、
丁寧に描かれていていいけど、
ハッピーエンドはいいけど。
| comments(0) | trackbacks(0) | page top |

鬼にて候 1

   
本

「鬼にて候 1」
        横山 充男  作
        橋 賢亀   絵
        岩崎書店

~あらすじ~ネタバレご注意

小六の保は、鬼道師の一族に生まれ、
まもなく鬼道師としてデビューすることになっていた。

その矢先、事件が起こる。
産休代理の木津慎平先生は若くてかっこいい。
女子にも男子にも人気だ。
ところが、クラス委員の加納静香だけは
ちょっと違っていた。

慎平先生は「いいこと日記」という
なんでもいいからいいことをひとつだけ
書いてこようと提案した。
物事をいい方に考えようとする先生だが、
保も少しずつ、慎平先生に対して、
違和感を覚えるようになっていく。

家では、母方のおばあちゃんから
鬼道師へのレッスンが始まる。
よからぬ胸騒ぎがするというおばあちゃんは、
悪霊がこの町に漂い始めていると言う。

だんだんとクラスの雰囲気が変わっていくことに
気づき始める保。
静香は孤立し、様子もおかしい。
クラス委員で仲のいい直樹と保は、静香を
心配して家を訪ねる。

静香の両親には見えないものが静香には
見えると言う。
それは恐ろしい武者のユーレイ。
保はおばあちゃんに相談し、おばあちゃん、
両親とともに、悪霊と闘うことになる。


~感想~

主人公の保は、どこにでもいそうな、
ちょっと頼りないくらいのふつうの少年。
そんな主人公が鬼道師の修業に耐え、鬼道師になっていく
ところは、感情移入しやすい。

ふだんは頼りがいのない、軌道師になれなかった
おとうさんだが、「鬼にて候」と登場するシーンはかっこいい。

全体的にゆるいも感じがするが、修業のシーン、悪霊の正体、
その理由など、細部が書きこまれ、読み応えがある。
ヘビの頭を切るシーンなど、ちょっとリアルで、ほかにも
想像すると、いやだ~と思う描写がある。

少年や両親などの挿絵がちょっと違う気もするけど、
小学生の読者は、手に取りやすいのかなと思う。





| comments(0) | trackbacks(0) | page top |

わたしと空と五・七・五

   
本

「わたしの空と五・七・五」
            森埜 こみち  作
            山田 和明   絵  
            講談社
「第19回ちゅうでん児童文学賞」大賞受賞作品

~あらすじ~ ネタバレご注意

中学に入った空良は、どこのクラブにするか決まらない。
クラスではなかなか友達もできない。
ちょっと気になるのは、となりの席のソウタ。

ある日、靴箱に入ってたチラシを見て、文芸部を
のぞいてみた。
そこには部長の冬馬さん、副部長の谷崎さん、
たったひとりの新入部員の小林さんがいた。

新入部員を増やすための句会を催すという。
クラスでは口の重い空良だが、文芸部だと
話しやすい。

けれど俳句なんて……つくれない。
ふつうに五・七・五で作ってみるも、
説明的。それを冬馬さんが少し直しただけで
俳句のようになる。
思うままに言葉を連ねる。季語を入れてみる。
初めはそんな作り方でいいという。
なんか面白い。

空良は文芸部に入部した。
ところが句会にだす句が思いつかない。
先輩に言われるまま、吟行にでた。
学校の中を歩きながら思いつくままに
言葉を連ねる。ぱっとしない。
その時、空良は、サッカー部のソウタが偶然
先輩たちにいじめられている現場に遭遇する。

空良に気づかれ、いじめは止まった。
ソウタは「だれにもいうな」と言ったが、空良は
怖くてたまらない。

俳句会、見学者もちらほら集まり、始まった。
空良は思いのたけを句にした。
冬馬さん、谷崎さんはそれぞれに上手い。
小林さんの句も初々しくていい。

空良は恥ずかしかったが、空良の句のひとつが
天・地・人の人に選ばれ、自信をもつ。

話しやすい部活の友人の小林さんに空良は
ひとりでも大丈夫オ―ラが出ているという。
といわれ、クラスでの自分を少し変えてみようと
する。
たあいないことでも、人と笑うのは楽しい。

俳句会を見学してくれた子が空良の俳句を
ほめてくれた。苦手だった夏美、ソウタも話の
輪の中に。
どんな句? と夏美。
ソウタのことを心配して詠んだ句がソウタに
バレテしまう。空良は俳句をつくることで気持ちに
がらくになったけど、ソウタは……。

悔しさに 眠れぬ夜も 蘆の角

蘆はヨシズのヨシ。葦はまっすぐのびる。夏には
人の背丈を越えてのびる。だから葦はすごいの。

その言葉は、ソウタに伝わったようだった。


~感想~

思いつきでよんだ五・七・五を
先輩が少し直すと、情景が浮かんだり、
雰囲気が変わっていく。
俳句っておもしろい。空良が思ったように
読者も思うんじゃないかな。

空良の人と無理に合わそうとしない。
自然体がいい。
無理しなくても小林さんのような友達は
自然に見つかるんだなと思った。

俳句会は、本格的で臨場感が伝わった。

文芸部の先輩、小説を書く中2の谷崎さんの言葉が
印象に残った。
「……本音を隠したいから。本音はうじうじしているからよ。
嫉妬だってあるし、劣等感だってある。相手のことが嫌いで、
腹の中であっかんべーをしていたりする。腹の中にはこういう
ウジ虫がいるのよ。ウジ虫を飼いながら過ごしている。
……美しい物語は美しい成分からできているんじゃない。
ウジ虫からできているのよ
| comments(0) | trackbacks(0) | page top |

うえにはなあに したにはなあに

   
ほん

「うえにはなあに したにはなあに」
         ローラM.シェーファー  さく
         バーバラ バッシュ    え
         木坂 涼          訳

もし きみが もぐらだったら 
あたまの うえには なにがある?

土の中のもぐらからはじまり、
その上にはなにがあるか、
順に追いかけて行きます。
月までいったら、
今度はその下にはなにがあるか。

2年生の読み聞かせでは、クイズ形式に。
いろんな言葉がかえってくる。
それも楽しい。

この本は縦にページをめくっていきます。
そして最初と最後のページの絵は地球。
壮大な感じがします。

| comments(0) | trackbacks(0) | page top |
前のページ 次のページ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。